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iPod保証金のハナシ

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Apple iPod nano 16GB グリーン MC696J/A

昨今ニュースを賑わせているので、御存知の方も多いと思うが、iPodなどの再生機器に私的録音補償金を適用してはどうか?と言うお話について。

JASRACの談話や読売新聞の社説を読んでいると、なぜiPodに保証金を掛けることが反対されるのか、きちんと伝わっていない雰囲気がある。もちろん知らない振りをしている可能性もあるけど、ここまで認識がずれるのは何かボタンの掛け違えがあるんだろう。そもそもの根っこに根本的な思想の違いがあるとしか思えない。

色々考えて思いついたのは、iPodにデータを格納する行為の捉え方なのかなと。

iPod保証金賛成派は、iPodにデータを格納するのはダビング行為だと考えている。「録音保証金」って言葉が、如実にそれを表してるよね。CD音源による再生に加え、iPodでの再生も可能になるんだから、CD+iPodの分だけ金をよこせと。

それに対してiPod保証金反対派は、iPodにデータを格納する行為をダビングだと考えていない。CDからリッピングして、iPodに同期させるという作業を行っているけど「これはダビングじゃない」と思ってる。この作業はCDと言う媒体からデータを抜き出し、iPodと言う媒体へ再生可能領域を移動させる「変換作業」としか考えてないんじゃないかな。

実際にオイラはCDを媒体としか考えていない。極端な話をすると、リッピング作業を終えたCDは、パソコンに格納されたマスターデータのバックアップでしかないと思い始めてる。ウダウダと「保証金が~~」なんて話をするなら、持ってるCDを全部叩き割ることだってやぶさかじゃない。

最後に述べたような考え方に基づくと「iPodに保証金」は二重取りとしか思えなくなる。CD購入時/レンタル時/ダウンロード時に著作権料を払ってるのに、再生装置と同期するだけで、また金が掛かるってどういうこと!?おれは録音なんてしてないんだから、録音保証金なんて払いたくない!

なんかそんな感じで、考え方に違いが出てるのかなぁ?と仕事をしながらボンヤリ思った。


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